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@虎ノ門協同法律事務所
小言幸兵衛第2弾
 先日の小言幸兵衛第1弾第1部の問題は、当該若手弁護士が、ちゃんと労基署と折衝して、一旦自己負担100%などということがない方向で解決をしてくれました。小言幸兵衛第1弾はとりあえずクリア ...(^^;;。

 ちょっと話題を変えて・・・

 原発問題では、私自身不勉強だったことを恥じているところです。何しろ、現在の原発は色々問題はあるが、全廃までは言い過ぎではというのが私の従来の認識でした。3.11以後に、原発問題に初めて正面から向き合っての結論は、「こんな未確立な技術を商業化するなんてとんでもない」というのが、現在の私の意見です。

 世論の大勢も同じ方向だろうと思っています。
 
 ただ、ちょっと不安が。

 現在の商業化された原発が問題なのはそのとおりなのですが、原子力エネルギーは全て危険でダメだというトーンには違和感があります。

 現時点での人智では、原子力エネルギーを商業化レベルで使うには未到達な領域があるとは思っていますが、未来永劫、原子力エネルギーをいかなる形でも人類がコントロール不可能であると言い切るのは非科学と思っています。

 将来の可能性を信じて研究をする道は残すべきです。そうでないと京大原子炉実験研究所は存在しなくなってしまいます(^_^)。私が3.11以後ファンになった小出裕章さんも失業していまいます。

 現在の原発推進に反対することと、原子力エネルギーの平和的な利用の研究を進めることは両立するのでは?

 みなさんはどう思います?
posted by koichi | 00:53 | 東日本大震災 | comments(0) | trackbacks(0) |
原発ゼロをめざして
  7月2日(土)は、明治公園で開催された「原発ゼロをめざす7.2緊急行動」に行ってきました。

 若干遅れて会場についたら先輩の菊池紘先生(自由法曹団団長)があいさつをしていました。



 現地福島からも大勢が参加されていました。5か所の避難所を転々とした被災者、伊方原発の地元の女子大学生の発言など心打たれる話がありました。
 
 若い人の参加者が大勢だったのが印象的でした。

 軽度外傷性脳損傷の患者の代理人弁護士の集まりが15時からあったので、パレードには参加できませんでしたが、これからも一市民として参加していきます。
posted by koichi | 16:21 | 東日本大震災 | comments(0) | trackbacks(0) |
なぜ原発の危険性を見抜けなかったのか
  私自身は、原子力エネルギーに期待していました。今の原発は安全管理が不十分で危険だとは思っていましたが、全ての原発が存在することが許されないものだとは思っていませんでした。

 3.11から1週間たった頃、両国で伊藤滋先生と会う機会がありました。伊藤先生が「日本に原発なんか作るのは絶対に無理」と言っていたのを聞いて、その時は、「そこまで言うかなーー」と思って聞いていました。

 3.11から3か月。これまで、原発問題と正面から向き合ってこなかったのですが、いろいろ知るにつれ、こんなに未確立な技術で日本に55基もの原発を作り、まだ3基を建設中なのかと驚くと同時に、自身の不勉強を恥じています。

 過酷事故を防ぐ為には、原子炉建屋のみならずタービン建屋など配管が通る場所は全て、地震の揺れと地盤の変動に耐えうる強度を保つことが必要ですが、このような配慮はなされていません。津波対策ももちろんです。それ以上に使用済み核燃料をどうするのか見通しが立っていません。
 
 
 
 日本民主法律家協会の2011年6月号は「原発災害を絶対に繰り返さないために(パート)-各地のこれまでの取組みと司法・行政の責任」という特集です。

 これまで、多くの原発で建設の差止等を求める訴訟が提訴されてきましたが、安全性に欠けると判断したのは、2つの下級審判決だけです。ほとんどの判決が原発の危険性を見抜けずに(見抜いても政府への配慮からの判断なのでしょうか?)、この福島の悲劇を生み出してしまいました。

 法律家の一人として、なぜ司法が暴走する危険を止められなかったのかを考えなければならないと思います。「失敗から学ぶ」ために。

 ドイツもスイスもイタリアも福島を教訓に原発に対する政策を決めています。福島の当事国である日本は、政府が原発は安全として再稼働を要請しています。この差はなんでしょうか?

 原発ゼロを求める集会が昨25日福島で開催されたと報じられています。7月2日は、東京でも集会があるそうです。東京の集会の呼びかけ人の一人である湯川れい子さんが、「市原悦子さんも呼びかけ人のおひとりです。私は東京にいない日で行けないけれど、ぜひお出かけを」とツイートしていました。

 私も7月2日には明治公園に行こうと思っています。

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 私のかみさんは、6月22〜23日で、石巻、女川、南三陸町などの現状を見てきました。写真は、南三陸町の23日の状況です。

 


 震災前から、今年の夏はまとまった休暇とする予定で予約もすませていたのですが、現地に行ったかみさんの話を聞いて、東北の応援になるような休暇の過ごし方に変更です。予約をキャンセルし、東北で過ごす休暇の計画中です。
posted by koichi | 12:46 | 東日本大震災 | comments(0) | trackbacks(0) |
避難者どうしの交流の必要性
 東京電力福島第1原発事故の周辺の住民約780人がグランドプリンスホテル赤坂に避難しています。

 さわやか福祉財団が、本日(2011年6月19日)、この赤プリ避難住民を対象に、避難者同士のふれあい活動と情報交換などの場として避難者交流会を実施しました。

 私も弁護士会の要請を受けて、この交流会に参加をしてきました。概ね2時間半ほどの交流会でした。
 
 弁護士の役割としては、東京三弁護士会が共同で作成した被災者ノート(原発事故の被災者の損害賠償請求向けの損害算定ノート)の紹介・説明と被災者のニーズの掘り起こしでした。

 避難指示の対象地域の方だけでなく、対象外ではあるが自主避難をしている方もおられました。
 
 体育館に避難をしている人に比べると赤プリというはるかに条件が良いところで避難生活ができていることへの感謝や、これまでに転々としてきた避難所があった自治体の職員や住民の人たちの暖かい対応に感謝する話もありました。
 その一方で色々な要望もありました。

 要望としては、
○ 避難者が必要としている情報がなかなか届かない。
○ 東京都から教えてもらった近くのクリニックを受診したら赤プリへの避難者ということで、差別的な取り扱いを受けた。評判の良いクリニックの情報が欲しい。
○ 赤プリでの相談コーナーは、プライバシーに配慮されていないので、使いずらい。昼間に被災者が赤坂付近の法律事務所に出向くということができればありがたい。
○ 基本的に個室の避難所なので、被災者どうしの交流ができていない。被災者どうしで被災者の要望を行政に届ける手立てがない。
○ 都営住宅や公務員住宅移転した後に、その近くの医療機関や様々な施設や商店などの情報をどうしたら得られるのか(特に東雲の公務員住宅に行く人が不安を感じている)。
○ 自主避難の人が救われていない。
○ 本音では、もう戻れないだろうと覚悟している。それならそれで、戻れないと言ってもらった方がすっきりする。
○ 先が見えないと気持の整理ができない。
○ 都営住宅は2年と言われているが、娘が高校を卒業するまでの3年間はそこに居られるようにして欲しい。福島に戻る気持はないので、東京で落ち着いて仕事をするつもりなので、継続して都営住宅で生活できるようにして欲しい。

 被災者どうしの交流はやはり必要ですね。福島県人会や福島県東京事務所も支援の手を伸ばしてくれるといいのですが・・・。
posted by koichi | 16:45 | 東日本大震災 | comments(0) | trackbacks(0) |
汚泥焼却灰から放射性物質 都下水処理施設で3月採取 2011/05/13 20:53 【共同通信】
 東京都内の下水処理施設「東部スラッジプラント」(江東区)で3月下旬に採取された汚泥焼却灰から、17万ベクレル/kgの高濃度の放射性物質が検出されたと報じられています。2011/05/13 20:53 【共同通信】

 先輩の日置弁護士が日本弁護士連合会のメーリングリストに投稿していた資料によると放射性廃棄物として扱わなくてもよい基準(クリアランスレベル)は、
セシウム134(半減期2.06年)で0.5Bq/g=500Bq/kg
セシウム137(半減期30.1年)で1Bq/g=1,000Bq/kg
だそうです。
 
 東京の下水処理施設では、クリアランスレベルの170〜340倍の放射性廃棄物が産まれていることになります。

 ちなみに、焼却灰は既にセメントなど建設資材に再利用されたということです。

 このセメントが使われた建物に居住したらどんな被曝を受けることになるのでしょうか?


特定非営利活動法人原子力資料情報室(CNIC)のHPでは次のとおり解説がありました。

化学的、生物学的性質
セシウムの化学的性質と体内摂取後の挙動は、生物にとって重要な元素であるカリウムと似ている。体内に入ると全身に分布し、約10%はすみやかに排泄さ れ、残りは100日以上滞留する。成人の体内にあるセシウムの量は1.5咾如▲リウムの140gの約10万分の1である。


生体に対する影響
体内に摂取した時のベータ線による内部被曝が問題になり、10,000ベクレルを経口摂取した時の実効線量は0.19ミリシーベルトになる。また、1mの距離に100万ベクレルの小さな線源があると、ガンマ線によって1日に0.0055ミリシーベルトの外部被曝を受ける。


posted by koichi | 16:16 | 東日本大震災 | comments(0) | trackbacks(0) |
ボランティアの受け入れ状況
 昨日東京武道館へ法律相談のボランティアで行きましたが、法律相談と医療以外はボランティアの受け入れはしないという厳格な方針で運営されているそうです。

 当初は、法律相談も拒絶されていましたが、東京三弁護士会の働きかけで、一昨日23日からようやく可能になったということです。 

 <ボランティア歓迎>のさいたまアリーナとは全く状況が違うということでした。

 そういえば、相談を終えて東京武道館を出るときに、屋外(敷地内)で鍼灸マッサージ師の方々のボランティアと思える人たちが、施術をできると案内をしていましたが、あの方々も建物内への立ち入りが不可だったのかなと、今頃になって気になりだしました。

 無条件にボランティアを受け入れての弊害も分からないわけではないのですが、せっかくの善意を活かせない運用もどうかと思うので、折り合いを付けながら改善が必要なのでしょうね。

posted by koichi | 11:56 | 東日本大震災 | comments(0) | trackbacks(0) |
相談を担当した後、研修を受けました!!
  昨日(23日)の夜、弁護士会主催の地震被災者相談の研修があったのですが、国技館で開催された別な会議に参加しなければならなかったので、研修なしで今日(24日)は、東京武道館の法律相談に行ってきました。...(^^;;。

 遅ればせながら、本日18時から研修会に参加です。

 阪神淡路大震災の後のノウハウを兵庫の弁護士がレクチャーしてくれました。

 貴重な情報です。

 しかし、今日の東京武道館の相談を担当した感想としては、<当面地元に戻れるメドがない被災者>の相談ですので、今日の講義とはちょっと質が違うかなと思いながら聞いていました。

 恐らく、今日の研修のノウハウは、もう少し落ち着いてからの法律相談には有益なのだろうと思います。当面の相談は、これまで我々が受けた相談の範疇を超えているので、これまでのノウハウでは対応できず、相談担当者の間の情報交換でノウハウを交換しながら解決することになるのではないかと思っています。
posted by koichi | 22:52 | 東日本大震災 | comments(0) | trackbacks(0) |
被災者の相談の手待ち時間での報告
  福島原子力発電所周辺の被災者の方々が、足立区綾瀬にある東京武道館(九段下の「日本武道館」ではありません)に避難してきています。

 昨23日から有志の弁護士によるボランティアの法律相談が始まり、私は、2日目の24日午後からの相談担当で東京武道館に来ています。

 早速2件の相談に応じて、一段落した手待ち時間を使って状況の報告です。

 被災して避難している労働者の方の給与については、今回の地震対応として、厚生労働省の
・ 未払賃金立替払いの制度の特例
・ 東北地方太平洋沖地震に伴う雇用保険失業給付の特例措置
の二つがあります。

 被災地に事業所があることは共通要件ですが、
・ 前者は退職+未払賃金が要件で
・ 後者は実際に離職していない休業でも失業給付を受けられます。

 後者の方が使いかってがよさそうです。

 私もここに来るまで知らずに、相談場所でインターネットで検索をして回答しているという「泥縄」ですが、紹介まで。
posted by koichi | 14:26 | 東日本大震災 | comments(0) | trackbacks(0) |
避難のあり方
 被災された方々には重ねて心からお見舞申し上げます。

 微力ながら、24日は、被災者が避難されている東京の施設に応援に行く予定にしております。東京都が、ようやく今日からボランティアの支援受け入れをOKしたということです。23日は虫食い的に予定が入っていて、残念ながら私は応援にいけなかったので、24日の応援予定です(終日空けておいたのですが、受け入れ態勢の関係で13時からの応援となりました)。

 今回の震災については、このような大きな問題が起こった時にどう対処すべきかについて考えさせられています。

 避難指示のやりかた一つをとっても悩ましいです。

 津波警報では、具体的な被害についての確実な根拠が示されなくても、「恐れ」で避難します。

 同じ発想で、原子力発電所事故について避難すると極めて広範囲な避難を強いられます。

 ところが、避難を強いられる方々の負担も極めて大きいので、「空振り」(結果としては避難の必要性はなかったが避難を強いられたとの意)は避けなければなりません。
 
 その一方で、屋内退避を指示されているために、避難指示以上に不利益を受けている情報に接すると本当に心が痛みます。

 なかなか解決の答を見いだせないのが残念です。

 個人的には、私のような年齢で、放射性ヨウ素を心配して、現状の<金町浄水場の水は乳児にとって安全とはいえない>という情報で心配をしてもしょうがないと思いますので、日常以上にペットボトルの水は若い人たちに譲って、東京都水道局の水で平常心ですごすつもりでいます(気持は良くないですが、理性でカバーです)。

 1年間にホウレン草を80kg食べるつもりも、水を・・・、牛乳を・・・(いずれも報道を覚えていないので具体的な数字を覚えておりません)という過剰摂取する予定はありませんが、ホウレン草も、あの食材も、この食材も・・・・・という合計で大丈夫という情報を求めているつもりです。

 平均的な食物摂取(水も含めて)+大気中+地上に落ちた物⇒今後の経年的な推移+体内被曝量も含めた放射性物質による影響は?という総合的な質問に解を与えて欲しいと思っています。東京に住んでいる私やかみさんの年齢では、現状の推移では恐らく心配いらないと思っているのですが、乳児・幼児・児童には正確な情報を与えてあげたいと思っております。有益なサイト情報がありましたらお知らせ下さい。

 この解が与えられないために不安が増幅しているように思えます。

 前提条件が不確定なものが多いので解をだすのが難しいとは思いますが、合理的な推測で人々に安心を与える情報提供が必要なのではないかと思っています。「ホウレン草80kg食べなければ大丈夫」というような断片的な情報提供には賛同できません。

 恐らく、明日、避難所に行っても、「何時自宅に戻れるの」という質問には、いくつか前提条件を示しても応えられる回答を持っていない私の不安でした。
posted by koichi | 00:13 | 東日本大震災 | comments(0) | trackbacks(0) |
最悪何が起こるのか
  今後、福島第一原子力発電所に何が起こるのか、特に最悪の場合には・・・という疑問に対する答を探していたのですが、知人が、<環境エネルギー政策研究所所長飯田哲也氏の「最悪シナリオ」はどこまで最悪か〜楽観はできないがチェルノブイリ級の破滅的事象はない見込み>とのレポートを紹介してくれました。K.Aさん感謝してます。
 
 素人が読んでの感想ですが、根拠を示した冷静な議論だと思って御紹介です。

 上記の下線部分をクリックすると該当レポートにとびます。

 このレポートの注7で紹介されている<カリフォルニア大学のモンリオール(B. Monreal)氏による講演のスライド【日本の研究者による日本語版】>も納得をしながら読ませてもらいました。
posted by koichi | 15:48 | 東日本大震災 | comments(0) | trackbacks(0) |