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@パークス法律事務所
パワーハラスメントの学習会に参加しました
 東京都障害児学校教職員組合女性部の総会が18日(土)にありました。

 パワーハラスメントについての学習会をしたいので講師を頼むという依頼があったのは7月中旬。

 頸肩腕障害・腰痛の事件で、当該校であった村山養護学校を見学したのが1991年。同じ災害性腰痛事件で、1995年〜1997年に光明養護学校を、1996年〜2001年に江戸川養護学校をそれぞれ見学しております。しかし、2003年からは七生養護学校事件にかかわって、人事委員会や裁判所を中心に動いていたので、ゆっくり学校現場の話を聞く機会がありませんでした。





 養護
学校だけがパワーハラスメントの例外だとは思っておりませんでしたが、「養護学校のパワハラ?・・・・」。

 これまでの養護学校の現場を見ていた者としては、イメージがわかないので、具体的事例を5例集めてもらい、これのケースワークという形式をとりました。

 養護学校の現場も、
〈職場の人間関係が稀薄化、コミュニケションの困難化〉は進行し、
〈能力主義などの労務管理や職場環境の変化〉で殺伐とした職場に変わっている
という実状がありました。

 〈的確な指導ができない、上司の指導力不足〉
も深刻な様子でした。

 裁判官評価システムを紹介しながら、管理職評価システムを立ち上げたらと提案をしておきました。

 現場では、管理、締め付けが厳しくなっており、教員は、パソコンに向かって報告書などを作成する作業に追われて、子どもと向かいあう時間が無くなっています。これでは良い教育ができるわけがないよね・・・と思っています。

 東京都教育委員会にも立派な方々が居たことを知っている私としては、「東京都教育委員会は、現状でよしと考えているの?」という疑問が生じてしまいますが、東京都教育委員会ではどんな議論をしているのでしょうか?
posted by koichi | 09:21 | 職場の労働条件 | comments(0) | trackbacks(0) |