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@虎ノ門協同法律事務所
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日本臨床スポーツ医学会学術集会
 昨日と今日(11/8-9)は日本臨床スポーツ医学会学術大会。

 昨日の教育講演の一コマを担当しました。

 与えられたテーマは「スポーツにおける暴力・ハラスメントの実態と対策」。

 私は、抄録を作成する際に、学術集会会長の川原貴先生に、「日本臨床スポーツ医学会という場だと、スポーツ中の外傷などの方がテーマとしては良いのでは?」と相談したのですが、「ぜひ、『スポーツにおける暴力とハラスメント』で」というお話しだったので、このテーマで話をしました。

 どんな構成にしようかいろいろ考えたのですが、医師の方々は、現場にいる指導者よりは『スポーツにおける暴力とハラスメント』の実態を知っていないだろうと思って、まずは実態を知ってもらうことに重点をおきました。

 指導者向けの講演で紹介している
・ 大分県のある中学校での外部指導員の暴力、
・ 大分県竹田高校の剣道部での熱中症死、
・ 浜松日体大バレーボール部の監督の暴力、
・ 大阪市立桜宮高校バスケットボール部員の自死事件

の紹介に加えて、

・ 米倉加代子(バドミントン)さん、
・ ヨーコゼッターランド(バレーボール)さん、
・ 溝口紀子(柔道)さん、
にも手伝ってもらいました(御本人においでいただいたのではなく、テキスト読み上げソフトでそれぞれの体験を語ってもらいました)。

 座長の川又達朗先生からは、「前半は大変重たい話でしたが・・・」と言われましたが、これは予想通り。

 まずは、現実を知ってもらった上でないと、どうしたら良いかという本気度がでないので、あえて前半に受講者がショックを受ける話をしています。

 後半は、「暴力に頼らない指導」をどう実践するかの紹介。こちらは明るい話です。

 法律家である私が話をするテーマではないんですよね。どう考えても。日本体育協会指導者育成部員の肩書きの方が相応しい話です。法律家らしいスライドは58枚の内2枚だけです。

 現場の指導者に語る時には、法律家として話をしたのでは、

「強くするためには愛のムチは必要→暴力をダメというのは、強い選手・チームを育てたことがない素人の戯言!」

という反論があるので、

「強くするためには暴力は有害、暴力に頼らない指導をしないと強い選手・チームを育てられない」

と語らないと説得できません。

 なので、法律家らしい話になりません。コーチング学とかスポーツ心理の分野の話を法律家である私がせざるをえません。

 教育講演の座長の川又先生の論文(主に脳しんとう)は、仕事の関係上よく拝見していました。

 今回の講演とは関係ないのですが、高名な川又先生とせっかくお会いできる機会でしたので、事前の打合せでは、教育講演の打合せは多少。ほとんどの時間を私が川又先生に山ほどの質問をして、川又先生に教えていただきました。感謝です。

 このような機会を与えたいただいた川原先生と学術集会の実行委員のみなさん、また、JISSのみなさんに深謝です。
posted by koichi | 10:36 | 医療 | comments(0) | trackbacks(0) |
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