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@虎ノ門協同法律事務所
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逆境を乗り越えた選手に心からの拍手を

【2017年10月7日のNHK報道を踏まえて補充しています。10月8日11:08】

 

 2017年10月4日  素晴らしい日。


 2017年愛媛国体自転車競技「成人・ケイリン」種目で寺選手が優勝した。予選、二回戦、準決勝と一位通過。決勝戦でも堅実なレースで1位フィニッシュ。

⇒報道はこちら

 

 日本スポーツ仲裁機構の仲裁パネルは、私たちの要望に応えてくれた。
 

 夏休み返上で審問期日を設定し、仲裁判断を作成した。

 

 国体選手登録〆切日の5日前という8月18日、資格停止4年を停止期間4か月に短縮する(仲裁判断時点では資格停止期間は終了している)という仲裁判断だった。この決定で、寺選手は愛媛国体に出場できるチャンスを与えられた。⇒仲裁判断(JSAA-DP-2016-001)はこちら

 

 仲裁判断後直ちに福井県自転車競技連盟は追加予選会を実施した。暫定的資格停止処分後9か月間一人だけで競技力の維持・向上に取り組んでいた寺選手は、自らの力で福井県代表選手の立場を手にした。

 

 愛媛国体に出場できることになった寺選手は、飯田弁護士と私に、「愛媛国体の表彰式で一番高い台に立つ」という約束をした。

 

 私は、「決勝戦に応援に行くから」と応えた。

 

 10月4日。寺選手は、松山中央公園多目的競技場でのレースで、観覧席にいた私の目の前でこの約束を立派に果たした。一番でフィニッシュラインを越えた。

 

 美しい話だ。

 しかし、よかった、よかったで終わらせるわけにはいかない。

 

 2016年いわて国体自転車競技「成人・ケイリン」種目で優勝した寺選手。喜びの数日後に待っていたのは、ドーピング検査で陽性との通知だった。思いもよらない通知。検出されたのは、1-テストステロン(1-Testosterone)と1-アンドロステンジオン(1-Androstenedione)の各代謝物。世界アンチ・ドーピング機構が定める禁止物質の中の蛋白同化男性化ステロイド薬(AAS)だった。これは筋肉増強作用があるとされている物質。

 

 もちろん、寺選手は、意図的に禁止物質を摂取したことはなく、「寝耳に水」。

 

 原因は、暫定的資格停止処分から9か月後の2017年7月21日にようやく判明したが、寺選手が摂取していたサプリメントANAVITEに1-Androstenedioneが混入していたのだ。

 

 ANAVITEが汚染されていた事実は、日本アンチ・ドーピング規律パネルの審理段階では明らかにならず、日本スポーツ仲裁機構の仲裁手続の中でようやく判明した。

 

 刑事裁判で言えば一審にあたる日本アンチ・ドーピング規律パネルの審理では、福井県体育協会副会長・医科学委員長の林正岳医師が一生懸命に弁護をした。

 

 しかし、日本アンチ・ドーピング規律パネルは、「競技者の検体からは2種類の禁止物質が検出されていることからすれば、競技者が本違反の結果に至りうる重大なリスクがあることを認識しつつ当該リスクを明白に無視したこと(JADA規程10.2.3項)、すなわち、本違反が意図的ではなかった旨を立証できなかった」と判断し、4年間の資格停止処分を言い渡した。

 

 寺崎選手は、4年間の資格停止を甘受しても、なお競技を継続するという心の強さまではもっていなかった。彼は一旦は競技生活を断念しようと考えた。そんな彼を支えたのが、南部則雄さん(福井県体育協会常務理事)と林先生だった。

 

 私に声がかかったのは正月早々。福井県体育協会の仕事をされている宮本健治弁護士(福井)が、全く面識がない私に電話をしてきた。用件は、「寺選手を救って欲しい。」。

 

 私が担当したサンフレッチェ広島F.C千葉選手のドーピング事件(日本アンチ・ドーピング規律パネル2016-007号、パネル決定は2016年12月20日、理由の通知は2017年1月6日)が解決してまもない時だった。

 

 「とりあえずは話を聞いてから」と言うことで、寺選手と会ったのは1月13日。南部さんが付き添って、福井から東京まで来た。初めて会った寺さんは、朴訥とした青年の印象。

 

 話を聞くと、寺さんは、ドーピング違反となる可能性に警戒をしないでサプリメントを摂取していたのではなく、製品のみならず製造会社までインターネット上の情報を詳しく調べていたし、他のドーピング検査を受けていた選手が使用していた事実なども確認した上で、サプリメントを選んでいた。私の感想は、「よく調べているな。ここまでやっているアスリートはあまりいないだろうな。」。

 

 ドーピング検査時に使用していたサプリメントは10種類。

 

 恐らくこのブログを読んでいる人は、「なぜ、そんなにたくさんのサプリメントを?」と思うだろう。

 

 これは、アスリートの心理を知らないと理解できない。

 

 サプリメントを取ることで成績が向上すると思っているアスリートは少数。

 

 多くは、ライバルや周囲のアスリートがサプリメントを摂取しているのに、「自分だけサプリメントをとらないと後れをとるのでは・・・・」というのが心理だ。

 

 わが家の長男(現在ノースカロライナ大学でゲノム解析をしている研究者)は、中学校・高校と野球漬けの学生生活だった。中学生の時だと思うが、長男が「プロテインサプリメントを使いたい。」というので、アンチ・ドーピング活動にかかわっている私は、当然反対。
 

 「しっかりとした食事をしていれば大丈夫。プロテインサプリメントなど必要ない。アンチ・ドーピングに精通している私がいうのだから。」と言ったのだが、私はわが子でさえ説得できなかった。

 

 同じ野球部の仲間がみな使用しているという状況下で、一人だけプロテインを使用しないという選択はできなかった。これがアスリートの心理だ。

 

(A) サプリメントは医薬品ではないので、ドーピング違反となる危険性はない、
 

(B) サプリメントで禁止物質を含まないと保証されているものはないので、安全な(ドーピング違反とならない)サプリメントは存在しない、
 

(C) サプリメントの中には、禁止物質が含まれているものがあるので、安全な(ドーピング違反とならない)サプリメントであるか否か注意をすべきだ、

 

という3択での質問。

 

 あなたならどの答えを選びますか?

 

 私の予想は90%のスポーツ関係者は(C)を選ぶと思っています。

 

 でも、これは間違い。正解は(B)。現在の検査水準でセーフと言われても、8年後の検査水準では×となる可能性は誰も否定できない。これは、ウサイン・ボルト選手が、2008年北京オリンピックで獲得した男子400mリレー金メダルを返還したことからも明らか。

 

 日本経済新聞は、2017年1月28日、「ボルト、金メダルを返還 北京五輪の400リレー」の見出しで次のとおり報道している。

 

「 陸上男子のウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)が27日、2008年北京五輪陸上男子400メートルリレーで獲得した金メダルを返還したと明らかにした。第1走者だったネスタ・カーター選手がドーピングの再検査で失格となり、国際オリンピック委員会(IOC)がメダル剥奪を発表したためで、ロイター通信は「つらいが、IOCの求めに応じて自分のメダルの一つを戻さなくてはいけない」との談話を伝えた。
カーター選手の弁護士は処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する意向を示しており、処分が確定する前に選手側からメダルを返還するのは異例。(略)」

 

 ネスタ・カーター選手から検出された物質は、メチルヘキサンアミン。これは、サンフレッチェ広島F.C千葉選手から検出されたのと同じ興奮剤。

 

 2008年の北京オリンピックの検査では検出不能だったメチルヘキサンアミンが、8年後の同一検体の検査では陽性反応となる。逆に言えば、2008年当時は「安全宣言」可能なサプリメントであっても、8年後の検査での陽性の原因となることは誰も否定できないということ。

 

 「(B) サプリメントで禁止物質を含まないと保証されているものはないので、安全な(ドーピング違反とならない)サプリメントは存在しない」が正しい判断。

 

 アスリートのみなさん。サプリメントを摂取するのは、サプリメント摂取によるドーピング検査陽性という地雷は、アスリートは探知することが不可能(禁止物質が含まれているか否かを知り得ない)であることを承知しながら、あえて、ドーピング検査陽性という地雷が埋まっている地雷原を歩くようなもの。これが正しい科学的知見。

 

 こんなリスクにチャレンジするのは無謀だ。

 

 JADAがアスリートに求めている注意義務は次のとおり。

 

(1) 寺選手の尿検体から禁止物質が検出されたのは、サプリメント「ANAVITE」が原因。

 

(2) 「ANAVITE」の製造メーカーは、ガスパリニュートリション社(GaspariNutrtion)。

 

(3) ガスパリニュートリション社(GaspariNutrtion)製のサプリメント「SP250」については、これを摂取した競技者から、禁止物質が検出され、 日本アンチ・ドーピング規律パネル平成27年12月8日(2015-001事件)決定と同平成28年3月16日(2015-009事件)決定において、禁止物質が含まれているとの決定がなされている。

 

(4) google.co.jpにおいて、「ガスパリ」及び「ドーピング」で検索を行うと、ガスパリ社製サプリメント「SP250」を摂取した競技者がドーピング違反となったこと紹介するブログ記事が散見される。

 

(5) JADAの主張の結論⇒「申立人が「ANAVITE」を摂取した平成28年8月〜10月の時点において、ガスパリ社製のサプリメントの危険性について容易に確認できた状況にあったことは明らかであるところ、申立人は、このような容易に確認できる情報の確認を怠って、ガスパリ社製のサプリメントである「ANAVITE」を摂取していたことから、申立人に過誤又は過失があったといえることは明らかである。」

 

 

 これが、JADAがアスリートに求めている注意義務の内容。

 

 チーム推奨サプリメントを服用していてことが原因でドーピング検査陽性となったサンフレッチェ広島F.C千葉選手は資格停止処分(日本アンチ・ドーピング規律パネル)とはならず譴責となった。

 

 しかし、寺崎選手は、「重大な過誤又は過失がない」とはされたが、「過誤又は過失」の程度は、千葉選手ほどには軽くなく、譴責とはならなかった。4か月の資格停止(日本スポーツ仲裁機構仲裁パネル)。

 

 千葉選手と異なり、寺崎選手には「チーム推奨サプリメント」を提供ないし教示をしてくれる「チーム」は存在しなかった。

 

 日本アンチ・ドーピング規律パネルの決定を見ているアスリートがどれだけいるのだろうか?
 

 「SP250」に禁止物質が含まれていることを知ったとして、

 

(1) 「SP250」(パッケージに禁止物質が含まれている可能性があることを記載している)は、ガスパリニュートリション社(GaspariNutrtion)製である、

 

(2) ANAVITEもガスパリニュートリション社(GaspariNutrtion)製である、

 

(3) ANAVITEには禁止物質が含まれていることが記載されていないが、ガスパリニュートリション社(GaspariNutrtion)製であるから、「SP250」と同じように禁止物質が含まれていることを容易に確認できた

 

と判断できるのだろうか。

 

 そもそも、日本アンチ・ドーピング規律パネルの決定を読めという前に、JADAがガスパリニュートリション社(GaspariNutrtion)製の製品に対して、積極的な警告を発することは難しくないのに、どうして啓発活動をしてくれないのだろうか?

 

 ちなみに、日本水泳連盟日本山岳・スポーツクライミング協会は、寺選手の仲裁判断後、ホームページでANAVITEに対する注意喚起をしている。

 

 日本水泳連盟や日本山岳・スポーツクライミング協会ができるのだから、JADAが警告することだって難しくないと思うが・・・・。

 

 JADAが、やるべきことをやり尽くしているにもかかわらず、なおアスリートが注意を怠ったと評価できるの?⇒法律家の一人としての私の「公平」の感性は、“NO”なのだけど。

 

 これが、今のサプリメントの状況。

 

 JADA認定商品のサプリメントがあるじゃないかという人もいるだろう。

 

 これだって、検査の技術的な限界を考えれば100%安全とは言えない。

 

 ちなみに、寺選手も当初はJADA認定商品のサプリメントを摂取していたが、市販の商品に切り替えたのは、JADA認定商品のサプリメントは市販品よりはるかに「高い(高額)」という理由。

 

 スポンサーがついてくれている一部のアスリートを除けば、経済的基盤が盤石でないのがアスリートの姿。アスリートを責めるだけで解決できるの?

 

 寺選手は、自身の強い精神力と鍛錬で、逆境を乗り越えて、勝利をつかんだ。
 でも美談で終わらせるわけにはいかない。

 

 このような苦しい思いを他のアスリートに強いたくはない。

 これが、スポーツ法を担当する弁護士としての責任の果たし方。

 

 NHKは、2017年10月7日のNEWS7で、「ドーピング サプリに“落とし穴” 冬季五輪前に講習会」を報道した。

 

 サプリメントによるドーピング違反に警鐘をならした報道ではあったが、

 

(1) なぜ、アスリートがサプリメントに頼るのか、

 

(2) 海外製でない(国内製)のサプリメントならば摂取しても安全か、

 

という点についてはもっと掘り下げて欲しかったという感想だ。

 

 問題点を指摘する前に、前進点を紹介する。

 

 浅川JADA専務理事が、「JADAとしてはサプリの摂取は推奨していない。違反になれば、選手にとり、現役のピーク時を棒に振ることになる。バランスのよい食事とトレーニング、そして休養で競技力の向上を図るよう心がけてほしい。」とコメントしていることだ。

 

 もっとはっきりと、「サプリメントに頼らずに、競技力は向上できるので、サプリメントは必要ない」と言ってもらえると、さらによかったのだが・・・。

 

 サプリメントに頼る必要がないことを明言してくれたことは一歩前進。

 

 その一方で、まだ問題を抱えている点が前記のとおり二つ。

 

 問題点の一つは、「なぜアスリートがサプリメントを摂取しようと考えるか」という動機についての分析が不十分なことだ。

 

 寺崎選手の場合は、スポーツ栄養学の講義などを通じて、サプリメントの有用性については、

 

○ スポーツにおける栄養は重要であること、

 

○ 微量栄養素等は日々の食事で取り込むのは難しいこと、

 

○ サプリメントを効果的に使っていくことが現実的であること、

 

を教えられていたため、安全なサプリメントを求めた。

 

 この報道の中では、浅川JADA専務理事の「海外製は安く、ネットで気軽に買える。」「サプリのなかでも、安い海外製のものを使う傾向が増えている。」とのコメントが紹介されている。

 

 これは間違いではないが、サプリメントを購入することが難しくないという理由にしか過ぎない。なぜ、アスリートは、サプリメントに頼ろうとするのかという積極的な動機を解明する必要がある。

 

 私の個人の意見だが、

 

○ 微量栄養素等は日々の食事で取り込むのは難しい

 

○ ライバルや周囲のアスリートがサプリメントを摂取しているのに「自分だけサプリメントをとらないと後れをとるのでは・・・・」

 

というアスリートの「知識」と「心理」を克服することが必要だと思っている。

 

 栄養学、特にアスリートに必要な栄養という視点からの科学的なアドバイスを広めることが必要だ。

 

 問題点の二つ目は、現在のアスリートの大半に共通するサプリメントの安全に関する知識の誤りが払拭されていないことだ。

 

「現在のアスリートの大半に共通するサプリメントの安全に関する知識」とは、私は次の3点だと思っている。

 

  第1点、安全なサプリメントと危険なサプリメントがある←これは真実だ。

 

  第2点、安全なサプリメントと危険なサプリメントを見分けることが可能である←これは真実ではない。

 

  第3点、安全なサプリメントと危険なサプリメントを見分けるために、十分な注意を払ってサプリメントを選ぶことが必要である←第2点が誤りであるため、これも真実ではない。

 

 この誤りを払拭するために必要なコメントがない。

 

 浅川JADA専務理事は、「海外製は禁止物質が入っている可能性が高い。しかし、海外製は安く、ネットで気軽に買える。違反になる事例があとを絶たない。」「サプリのなかでも、安い海外製のものを使う傾向が増えている。そこには禁止物質が入っている可能性が高い。」とコメントしている。

 

 海外製サプリメントは禁止物質が入っている可能性が高いという点は正しいのだが、これだけだと、国内製のサプリメントは安全かのように受け止められる危険性がある。

 

 「安心して摂取できるサプリメントは存在しない(全てのサプリメントはドーピング検査で陽性となる危険性がある)。」

 

と明言してほしかった。その上で、「海外製は禁止物質が入っている可能性が高い。」と続けるのはOK。

 

 NHKの報道時のコメントでは、これまでのJADAの啓発活動と同じレベルで留まっている。

 

 JADAのホームページ上の、サプリメントに関する記述は次のとおり。

 

○ 「一般薬やサプリメントの中には、禁止物質が含まれている製品がありますので、使用には十分注意するようにしてください。」

 

○サプリメントの使用について禁止物質を含むサプリメントはインターネット等で簡単に購入できますので、表示成分は十分に確認してください。しかし、サプリメントは表示成分を確認しただけでは、安心できません。サプリメントは食品に分類されるため、医薬品と異なり全ての物質名を表示する義務がありません。そのため、表示されていない禁止物質が含まれている可能性があります。」

 

○ JADAは「個別のスポーツサプリメントのご相談を頂戴いたしますが、当機構は『禁止物質を含まないという保証はできない』としか回答申し上げることができないことを予めご了承ください。」

 

 アスリートとしては、

 

 「安心して摂取できるサプリメントは存在しない(全てのサプリメントはドーピング検査で陽性となる危険性がある)。」

 

という知識を与えられないまま、

 

 

○ 「表示成分は十分に確認してください。」とあることから、成分表示はチェックするにしても、

 

○  「サプリメントは表示成分を確認しただけでは、安心できません。」とされているが、「安心」するための具体的方法は教示されておらず、

 

○ JADAに個々のサプリメントの安全性を問い合わせても、安全であるとの回答は得られない、

 

のであり、ドーピング検査陽性となるサプリメントという地雷が、どこに埋まっているか知る具体的な方法を知らされないまま、地雷原を歩かざるを得なかったのである。

 

 繰り返しになるが、

 

 「安心して摂取できるサプリメントは存在しない(全てのサプリメントはドーピング検査で陽性となる危険性がある)。」

 

が正しい知見であり、「『ドーピング検査陽性』という地雷を踏まないためには、サプリメントを摂取しないという道しかない」とJADAに明言してほしかった。

 

 

 この点では、これまでのJADAの啓発活動と同じレベルで留まっており、サプリメント摂取により、「真面目に戦っている選手、不正をしていない選手が、不意打ちでドーピング違反とされる」ことを防止して、「真面目に闘っている選手を守る」というアンチ・ドーピングの目的を達成することはできない。

 

 NHKの報道を契機に、日本のスポーツ界全体で解決を考えましょうよ。

 

 不正を働いて、ズルをしようという選手を見逃さないということにより、真面目に闘っている選手を守る必要はもちろんあります。

 

 同時に、真面目に戦っている選手、不正をしていない選手が、不意打ちでドーピング違反とされることがないような取り組みをすることで、真面目に闘っている選手を守るという視点も忘れてはならない。

 

 「日本アンチ・ドーピング機構によりますと、去年、国内でドーピング違反となった5人はいずれもサプリに含まれた禁止物質が原因でした。」(NHK報道)が実情なのだから。

 

 

 日本のアンチ・ドーピング活動の在り方をもう一度見直しませんか?

posted by koichi | 18:31 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |
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