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@虎ノ門協同法律事務所
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柔道事故の予防
 午後は柔道事故による脳損傷を防ごうという目的のシンポジウムに参加をしました。

 学校体育の中でも柔道は、死亡・重傷事故の発生率が高い事実、柔道という競技は脳損傷を起こしやすい外力が加わりやすいこと、この2点はよくわかったシンポジウムでした。

 

 スポーツ事故予防にとって大事な問題は、当該競技における重大な事故を防止するために、施設・設備または指導者・競技者に何が求められているかと言うことだと思っています。
 柔道は死亡・重傷事故が生じやすい⇒「柔道をするな」
と言うなら、これは簡単です(私としてはこの結論は支持できませんが・・)。

 しかし、柔道をすることを前提とする以上は、具体的な事故予防につながる提案が求められていると思います。この点での具体的な提案・提言がなかったのは残念でした。

 全日本柔道連盟は2010年6月8日の専門委員長会議で、学校の部活動や授業で死亡事故や後遺症のある事故が絶えないため、7月に東京と大阪で指導者対象の講習会を開くなどし、事故防止を徹底する方針を決めています。競技団体が事故防止対策に取り組むことは、事故予防の基本の一つですし、歓迎すべき方向です。

 全日本柔道連盟の安全対策は、十分な内容となっているのか、あるいは不足する部分や、誤っている部分があるのか。
 安全対策として、全日本柔道連盟の行うべき安全対策は、指導者対象の講習会の実施で十分なのか、他の対策も必要なのか。
 競技団体の事故予防対策で十分なのか、学校教育の枠内と言うことで、国や自治体の教育行政としてどのような対策が必要なのか。
 これらの点がポイントだろうと思っています。

 もう一つは、このシンポジウムでは、柔道事故の中の脳損傷をターゲットにした予防を目指しているのですが、柔道による脊髄損傷など脳損傷以外の死亡・重傷事故も対象とした事故予防も視野に入れた取り組みが望まれます。

 これまでの、学校管理下の事故について取り組んでいる組織が、事故予防に十分な取り組みをしていなかった状況に照らせば、全国柔道事故被害者の会の活動は歓迎すべき一歩です。今後の活動について期待をしております。
posted by koichi | 16:28 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |
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