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@虎ノ門協同法律事務所
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日本相撲協会の再生の第一歩
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外部拒否、理事長代行に放駒親方案…相撲協会
野球賭博問題に揺れる日本相撲協会は3日、名古屋市の愛知県体育館で緊急の役員会を開き、特別調査委員会から謹慎を勧告されている武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)の代行人事について、4日の理事会で放駒(はなれごま)理事(62)(元大関魁傑=巡業部長)を理事長代行に指名する案をまとめた。
 特別調査委は外部役員の村山弘義理事(元東京高検検事長)を理事長代行に推薦することでまとまっている。しかし、相撲協会は理事長代行設置の勧告を受け入れるものの、人事権は理事長と理事会にあるとする協会規定を根拠に独自の人事案を打ち出すこととした。(略)
 この日の役員会には力士出身の理事ら17人と、特別調査委座長の伊藤滋外部理事(早大特命教授)、調査委員の望月浩一郎弁護士の計19人が出席。外部役員も放駒理事の人事案を了承したと見られる。(略)
(2010年7月4日03時04分  読売新聞)
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 今日の報道を見てもらえたら、これが大誤報だったことがわかると思います。

 本日の記者会見で、伊藤滋理事が指摘しておりましたが、報道機関の誤った報道や、不正確な報道が日本相撲協会の再生を妨害する大きな役割を果たしています。

 落ち着いたところで、報道機関と意見交換を希望します。日本相撲協会の広報の問題点も改善しますが、報道機関への要望もありますので、お互いに努力しましょう。

 今日から、日本相撲協会は再生に向けて一歩を歩み出しました。

 私は、6月18日から日本相撲協会の立て直しに入りましたが、6月24日には、当初予定のテンポでは間に合わない情勢になってしまいました。

 日本相撲協会執行部のみなさんとすりあわせをしながら、スピードアップを試みたのですが、すりあわせを優先すると解決に必要なスピードとなりませんでした。

 残念ながら、一つ一つの問題を日本相撲協会理事会のみなさん全員に事前に理解してもらい、かつ、トップギアで走り抜けることは両立しないと判断せざるを得ませんでした。

 6月27日からは、外部理事・監事の方々と打合せをしながら、トップギアで走り抜けました。

 このような実情でしたから、日本相撲協会の役員のみなさんには、何がどう動いているのかよくわから ないまま事態が進展していることに強い不満があることは承知しています。

 日本相撲協会が、2年前に、外部理事、外部監事を招聘しておいたのは本当に幸運でした。

 親方だけで理事監事メンバーを構成していたら、到底この難局を乗り越えられなかったと思います。

 私自身は、基本的には、アスリートによる競技団体の運営を是とする立場です。このような立場からは、力士出身者で運営する日本相撲協会のあり方は一つの理想像ではあります。

 しかし、力士出身者だからこそ、理解できることや、やれることがある一方、力士出身者だから苦手にしている部分があるのも事実です。経営や競技団体の統治という点からは、一定の専門家を入れて、苦手な部分を専門家に任せるという発想が必要です。

 「ガバナンスの整備に関する独立委員会」は、まさに、今回のような事態が生じても(そうそうこのような大問題が生じてもらっては困りますが)、的確な対応ができるような組織にしていくために、必要な提言をする組織です。

 私の仕事は本日で山を越えたと思っています。後は、日本相撲協会のみなさん自身が、日本相撲協会再生のために、本来の仕事を担ってもらいたいと思っています。
posted by koichi | 23:40 | スポーツ | comments(1) | trackbacks(0) |
コメント
輿論(神輿を担ぐような立派な大人たちの意見)が、7月場所の開催を許さないといいますが、琴光喜に再起のチャンスを与えて欲しいという輿論も封殺しないで頂きたい。
以下引用が長いですが吉崎達彦は「溜池通信」で以下のように言います

日本国内の博打の取締りは、グレーゾーンが大きくなっている。交通違反などと同じで、「規定は厳しく、取り締まりは甘く」なっていて、当局に裁量の余地が大きい。これはまあ、方向として正しいことであろう。博打という犯罪は、麻薬や売春などと同じで、「客が喜んでいる犯罪はなくせない」という万国共通の法則が働く。禁止したりするとかえって弊害が大きかったりするので、軽いやつは見逃しておけ、というのが人類の知恵である。

ギャンブルを善とする考え方は欧米型である。自分と他人の判断の間に食い違いがあるとき、結果を賭けて争うのは、裁判で宣誓するのと同じことだという考え方である。・・・イギリスのギャンブル史は、全財産を失って顔色も変えずに立ち去る「高貴な敗者」たちの話で彩られている。
悪と考える立場は大別すれば3通りある。
 第1は権力者で、自分がやるのはいいが庶民がギャンブルにふけっては国が滅びるという身勝手な議論で、これに経済的・社会的破滅をしないように、という偽善が加わると日本型になる。
 第2は宗教的・論理的にギャンブルを悪とする立場で、これは労働によらない利益獲得を否定するイデオロギーによっている。しかし、多くの場合、反対することによって労働によらない利益を得ているのも彼らである。
 第3は、ギャンブルは悪いことだという小市民たちである。彼らこそギャンブルに手を出すと最初に破滅する人たちでもある。

以上、引用でした
彼は、他人のギャンブル(愚行権)を認めないパターナリズムを偽善だと言っています
実際、賭博そのものでは社会的経済的破滅をしていない琴光喜に社会的経済的破滅をさせようとしているのは、他ならぬ理事です
また、貴乃花親方は琴光喜に幕尻から取らせるなど、もう一度チャンスを与えて欲しいと、解雇に反対の立場をとっています
ひとつの見識です

或る人にとっての幸福は、他人にとっては愚行かもしれません
野良猫にエサをやるとか(ギャンブルをやるとか)・・・
加藤一二三氏が裁判で敗けたのは、他人の権利を妨げた(近所迷惑)という事実があったからですが
「他人の権利を害しない限り個人が幸福を追求する権利は妨げられない」
とするリバタリアンは、爾後も絶滅することはないでしょう
2010/07/05 04:23 by ゆうすけ
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