柔道事故と脳損傷シンポジウム
2010.05.30 Sunday
6月13日の柔道事故と脳損傷のシンポジウムに参加する予定です。
訴訟となるスポーツ事故の被災者の年齢区分で言うと小学生〜高校生の12年間が全体の約60%を占めています。そしてそのほとんどが学校活動下です。
結果から振り返るとこの12年間の学校管理下での事故をいかに無くすかが重要であることを示しています。
学校管理下の事故を取り上げている団体もあるのですが、私としては運動方針に賛成できず距離を置いている状態です。
被災者とその家族に対する公正な補償も大事ですが、同時に、同じ事故を繰り返さないという事故の予防に対する取り組みも必要と考えていますが、この団体は後者の「事故予防への取り組み」が弱いという点で賛同できません。
今回柔道事故予防の取り組みの被災者団体が立ち上がり、予防の問題に軸足を置いてシンポジウムを計画しています。とても心強い企画です。
「学校体育における武道必修化もあり、柔道事故については注意の喚起が特に重要だ」
と日本スポーツ法学会事故判例研究専門委員会研究会を共に担当している吉田勝光先生(松本大学)とも話をしていたところだけに、さっそくシンポジウムへの参加を申込ました。
《被災者とその家族に対する補償》と《事故の再発予防》
過労死問題もこの2本の柱で取り組んでいますが、スポーツ事故や学校管理下の事故についても、この視点で運動が発展することを願っています。