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@パークス法律事務所
過労死弁護団第24回総会
 今日は過労死弁護団第24回総会に参加しています。第1回総会から参加している者としては、感慨深いものがあります。

 過労死弁護団結成直後は、年間0〜数件が過労死として認定されるかというレベルで、総会に参加する弁護士も十数名。

 それが、年間約1,000件(過労死・過労自殺)の労災申請があり、約400件
(過労死・過労自殺)が認定されるという時代になりました。

 総会に参加した弁護士も100名近くです。

 当初メンバーの弁護士ももちろんいますが、若手が大勢参加していて、名前と顔が一致しない弁護士が大半です。




 ここ数年過労死を否定する動きが強まっていますが、今年の総会では、「過労死防止基本法」の制定を求める提起もあり、新たに過労死を予防するための様々な闘いもはじまっており、心強い限りです。

 スポーツの事故も過労死も、不幸な結果が生じてからの損害の填補だけではなく、不幸な結果の発生を防止する活動を強めることがますます重要だと思っています。
posted by koichi | 16:11 | 過労死・過労自殺 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポーツ基本法の講演
  9月末が〆切の詳解スポーツ基本法の障害者スポーツの章の執筆担当をしています。

 第1稿はすでに書き上げているのですが、障害者教育や障害者スポーツに携わっている方々に事前に読んでいただいて、意見をいただく作業と、引き続き情報収集をして、9月末に完成稿を入稿する作業中です。現場にいなければわからない様々な意見をいただき、大変感謝しています。

 今日(20日)も、日本スポーツ学会が主催する「スポーツ基本法について スピーカー参議院議員鈴木寛氏」に参加して、情報収集です。

 障害者スポーツは、これまで、「障害者に特化したスポーツ」という枠組みでしたが、「一般スポーツ環境の中に障害者スポーツが存在する」方向に舵切りをしなければならないし、そのために、いかにスポーツ基本法を活用できるかというのが大きな課題と考えています。

 今日の講演は、鈴木さんしか語れない水面下の様々な本当の話(おそらく議事録で文書化困難だと思います)は貴重でした。スポーツの裾野を広げることと競技スポーツを強化することとの関係は語って頂けましたが、時間の関係で、障害者スポーツまでは話が及びませんでした。

 スポーツ基本法の成立は、ゴールではなく、成立したスポーツ基本法を「テコ」にスポーツを健全に、また安全に発展させるためにどのような個別法が必要か、スポーツ基本計画を含めた政策立案のスタートと考えています。このとらえ方は間違っていないと思いながら、講演を聴いておりました。

 国の財政、自治体の財政が厳しい中で、やるべきことを可能とするための財政的措置も考えなければなりませんが、従来の枠組みにとらわれない発想で新たな取り組みを考えていきたいと思います。
posted by koichi | 09:33 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |
JSAAシンポジュームのご案内
 ブログの更新も夏休み状態で1か月もそのままでした。

 8月中に仕上げる予定のまとまった書面の1つの完成がずれ込んでいて、本当はブログを更新するよりもこちらを優先しないといけないのですが・・・・。

 宣伝を兼ねて気分転換で投稿です。

 山本浩さん(法政大学スポーツ健康学部教授)とは、日本相撲協会の仕事で御一緒してきましたが、今回は、日本スポーツ仲裁機構の9月28日のシンポジウムでお会いすることに。何を語ることになるのかな?



 コーディネーターの上柳敏郎(弁護士・JSAA執行理事)さんからは、まだ、打合せの連絡はもらっていませんが、スポーツ団体のガバナンスねーーー。山本さんとは共に苦労してきたのは事実ですが・・・。

 関心のあるかたは、日本スポーツ仲裁機構のホームページからお申し込みください。

  この夏は、昨年、日本スポーツ仲裁機構の仲裁判断があった日本障害者バドミントン協会のアジアパラ代表選出問題を題材に、若手弁護士と小規模な競技団体のガバナンスを検討した論文、日本スポーツ法学会が監修する「詳解スポーツ基本法」の編集委員会、同書の障害者スポーツ部分の執筆担当とコンピューターに向かう時間が長かった夏でした。

 12月に発行される日本スポーツ法学会年報と詳解スポーツ基本法を期待していてください。

 最後に、大槌町ボランティアの続報です。
 8月下旬には、東京弁護士会の有志で、「遠野ひまわりネット」を立ち上げて、毎週金曜〜日曜の3日間、弁護士を送り出し、岩手県沿岸部でのボランティア活動=ボランティア活動を学ぶとともに、被災者のニーズを調査して東弁・日弁連に提起をすることとなりました。単発ではなく、少なくとも年度内継続しての活動となります。期待に応えたいと思います。

 それでは起案に戻ります。
posted by koichi | 07:55 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |