スポーツ事故の予防
2011.11.25 Friday
スポーツ事故の関係では、競技団体側(だいたい事故とは中立的)、施設管理者・指導者側(だいたい事故の責任を追及される側)、被災者側からも声をかけられます。
相談されれば、それぞれにアドバイスをしています。
一見、利害相反のように見えるかもしれません。
しかし、どの立場の人も、事故を起こしたいと思っている人はいません。事故を起こしたくないという点では一致しているはずです。
私の基本的な立場は、防止できる事故は防止したいです。
この点で、講演を担当する時に、労働安全衛生における事故予防の取り組みと、スポーツ事故の予防とを比較して紹介しています。災害的な事故予防という点では、日本の労働安全衛生の取り組みは大変優秀だと思います(誤解のないように付言すると、過労死、メンタルヘルスという分野では未だ課題多しです。この点は、優秀ではない!!)。
一方、スポーツ事故の予防という点では、国、地方公共団体、競技団体の取り組みは、十分とは言えません。地方公共団体と競技団体の中には大変すぐれた取り組みをしているところもいくつかはあるのですが、平均的には合格点を与えることはできません。
最近は、事故の相談を受けると、まずは、再発防止を共に考えるという点で、この三者を同じ側に立ってもらうことに努力しています。
その上で、発生してしまった事故について、損害を公平に負担する道を冷静に検討すれば良いじゃないかという立場です。
従来は、被害者側と「加害者」側(括弧をつけたのは、結論として加害者と評価されない場合もあるので・・・・)とで対立するのが当然のように思われていたのですが、事故が起こって一番悲しむのが本人と家族、でも次に悲しむのは指導者や施設管理者だと思っています。この両者の間に真の対立構造があるとは思えません。
今日の午後の仕事は、こんな理念に基づいた仕事。
被害者側から「加害者」側に対する事故の再発を防止するための措置を講じてもらうための要請をしました。「加害者」側のしかるべき方々にも事前に私の考えていることを説明しており、すでに再発防止措置に向けた取り組みを開始してもらっています。
事故を繰り返したくないという思いでは、被害者側も「加害者」側も共通の立場だと信じています。
再発を防止するための科学的な検討と提言がなされることを期待しています。
進行中の事件なので抽象的な部分は御容赦を(m_m)。
この理は、医療事故に共通のはずです。でも、スポーツ事故より溝は深く、事故防止の視点で同じ側に立ってもらうのはより困難を感じています。
相談されれば、それぞれにアドバイスをしています。
一見、利害相反のように見えるかもしれません。
しかし、どの立場の人も、事故を起こしたいと思っている人はいません。事故を起こしたくないという点では一致しているはずです。
私の基本的な立場は、防止できる事故は防止したいです。
この点で、講演を担当する時に、労働安全衛生における事故予防の取り組みと、スポーツ事故の予防とを比較して紹介しています。災害的な事故予防という点では、日本の労働安全衛生の取り組みは大変優秀だと思います(誤解のないように付言すると、過労死、メンタルヘルスという分野では未だ課題多しです。この点は、優秀ではない!!)。
一方、スポーツ事故の予防という点では、国、地方公共団体、競技団体の取り組みは、十分とは言えません。地方公共団体と競技団体の中には大変すぐれた取り組みをしているところもいくつかはあるのですが、平均的には合格点を与えることはできません。
最近は、事故の相談を受けると、まずは、再発防止を共に考えるという点で、この三者を同じ側に立ってもらうことに努力しています。
その上で、発生してしまった事故について、損害を公平に負担する道を冷静に検討すれば良いじゃないかという立場です。
従来は、被害者側と「加害者」側(括弧をつけたのは、結論として加害者と評価されない場合もあるので・・・・)とで対立するのが当然のように思われていたのですが、事故が起こって一番悲しむのが本人と家族、でも次に悲しむのは指導者や施設管理者だと思っています。この両者の間に真の対立構造があるとは思えません。
今日の午後の仕事は、こんな理念に基づいた仕事。
被害者側から「加害者」側に対する事故の再発を防止するための措置を講じてもらうための要請をしました。「加害者」側のしかるべき方々にも事前に私の考えていることを説明しており、すでに再発防止措置に向けた取り組みを開始してもらっています。
事故を繰り返したくないという思いでは、被害者側も「加害者」側も共通の立場だと信じています。
再発を防止するための科学的な検討と提言がなされることを期待しています。
進行中の事件なので抽象的な部分は御容赦を(m_m)。
この理は、医療事故に共通のはずです。でも、スポーツ事故より溝は深く、事故防止の視点で同じ側に立ってもらうのはより困難を感じています。