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@パークス法律事務所
転倒予防医学研究会第9回研究集会
  8月にドイツに行っていた3週間弱の空白のダメージは大きく、ブログを更新する余裕なく、1か月以上更新できてませんでした。

 今日は、「転倒予防医学研究会第9回研究集会」でした。
 今回は、私も、「特別プログラム:法律セミナー(会員限定) 『転倒・転落事故における法律的課題』」の題で報告させいただきました。
 全国から参加されている医療関係者(医師、看護師、PT・・・)は実に熱心です。

 昨年の春と今年の秋と、2件の採血時の神経損傷事件で尋問を担当しました。いずれも、神経損傷後の治療を担当した整形外科医です。いずれの整形外科医も、自身の従前の明確な診断を証言台では覆すという、????という経験をしました。証言をした医師自身が採血を担当した事案ではありません。同じ病院の看護師、あるいは、同じ病院の同僚医師の関係する研究での採血の際のトラブルです。
 私は、いずれの整形外科医の尋問においても、当該医師の診療録の記載に基づき、検査結果、所見と当初の診断が整合していることを証言してもらいました。
 両医師共にベテランの整形外科医です。
 今年の秋に尋問した整形外科医は、粘り強く、いろいろな治療を試みて、13年半かかりましたが患者の状態を相当改善することに成功しています。臨床医としては賞賛に値する治療を行ったにもかかわらず、このような成果を上げている自身の診断を証言台で覆すという姿は見たくなかったというのが本音です。

 今日は、よりより医療のために休日返上で研究会に参加されている医療関係者とお話する機会がありました。心が和まされるだけでなく、日本の医療は大丈夫だ!!実務法律家としてサポートできることはサポートしようという気持にさせてくれました。
 転倒予防では、11月には佐久で、来年3月には北上で話をする機会を与えてもらっています。信頼できる医療関係者と共に歩みたいと思っています。
posted by koichi | 17:53 | 医療 | comments(0) | trackbacks(0) |