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@パークス法律事務所
早稲田大学の転倒予防の課題
  転倒しやすい環境の一例の紹介です。




 早稲田大学26号館(大隈記念タワー)前の広場(おそらく公開空地)の写真です。

 写真の右側は、緩やかな傾斜になっていますが、写真の左側は段差の低い2段の階段になっております。

 しかも、階段の段差は左側の方がやや段差が大きく右側は段差がより小さくなっています。

 これは、あぶない事例の一つです。段差を段差と認識しにくいわずかな高さにしておくと、平面だと思ってしまい、つまずく原因となります。さらに、一つの階段でありながら段差を変えるというのはリスクを高める要因となると考えます。

 「段差がある」と容易に認識できる環境にすべきと考えています。

 改善策としては、段差だと分かるように段差の全面に(現在は一部です)警告テープを貼っておくなどの措置が考えられます。見えにくいと思いますが、現状でも段差の左右の隅には警告テープが貼られています。部分的なのが問題です。

 夜間は特に認識しにくいので、足元ライトなども必要かと思います。

 しかし、根本的には設計が悪いと思います。

 本来あるリスクを分かりにくくするという方法で覆い隠し、リスクを高めるのは避けなければならないと思っています。

 私に判断を求められれば、「通常有すべき安全性に欠ける」という考えですが、皆さんは?
posted by koichi | 23:18 | 医療 | comments(0) | trackbacks(0) |
平成26年度運動部活動指導者サミット(東京)
 一昨日(2月4日)に、「平成26年度運動部活動指導者サミット(東京)」が開催されました。全国から教育委員会関係者、学校関係者が集まりました。

 私は、基調講演を担当。テーマは、「優れた選手・チームを育てるためには指導者に何が求められているのか〜暴力に頼らない指導」。

 このテーマでは、これまでも、各地、各競技団体で数多くお話しをさせていただいております。

 いつも、参加者の方々とは、一期一会の気持で、「勝負」しています。

 「問題の事例」も、「優れた事例」も匿名化せずに紹介しています。「問題の事例」として紹介された当該自治体から参加された関係者は渋い顔をされておりました。

 この点で、文部科学省から匿名化しないという点でお咎めがあるかと思い、次はないと覚悟をした上であえて臨みました。匿名化しないほうが刺激になり、効果があると思っておりますので、あえて「勝負」しています。とりあえず、文部科学省からは、お咎めなしで、スルーして頂いております。

 「暴力に頼らずスポーツにおける真の勝利をめざす」という目的に向かって共に歩むという点で、参加者の方々の「心に火をつけられれば」成功なのですが、これがうまくいくか否か、毎回参加者の方々と「勝負」です。

 しかし、何回やっても涙腺が緩んでしまう場面があり、困っています。

 竹田高校(大分)でお兄さんを亡くされた弟さんの朝日新聞への投稿記事を紹介したスライド。目の前でお兄さんが亡くなるのを止められなかったという弟さんの心の傷を思いやると本当に心が痛みます。つい涙腺が緩みます。

 ヨーコ・ゼッターランドさんが、2013年4月25日の日本体育協会等5団体の暴力根絶宣言採択のシンポジウムで、かつての指導者による暴力を語ろうとして、そのことを思い出した時に、思わず言葉につまり、演壇の前で60秒近く言葉が出ずに涙を流した場面の紹介。これも涙腺が緩んでしまいます。

 何度やっても、なかなか克服できません。

 「平成26年度運動部活動指導者サミット(東京)」の公式会議の後は、オリンピック記念青少年総合センター「さくら」(施設の中では一番グレードが高いレストランではありますが、所詮、オリンピック記念青少年総合センターの中の施設です(^0^))で、ノンアルコールの「情報交換会」でした。

 アルコール可の方が、参加者の本音は、聞けるのですが・・・・。

 文部科学省の、「情報交換会」に参加した人が地元に戻って、良い気持ちで空港から車で・・・というような事態は、避けなければならないという事情も理解できます。

 ウーロン茶2杯(これがビールだともう少しいけるのですが、ウーロン茶ではこれが限界です)で、2時間各地の方々とお話しをさせていただきました。1時間半の講演の後の2時間の立食でしたので、最後は足がつりそうでした(普段の運動不足を痛感!)

 各地の方々と名刺交換をしました。名刺交換は想定していましたので、多めには名刺を用意していたのですが、途中で切れてしまい、御迷惑をかけました。

 各地の教育委員会から、私に話をして欲しいというリクエストには、日程さえあえば全面的に応じますと答えています。費用の心配をする自治体もありますが、自治体基準で結構ですとお答えしています。

 文部科学省や自治体の報酬基準は、弁護士にとっては、到底採算が合わないのですが、もう子どもも成人となっている私は、霞を食べているようなものですから、採算の点からの配慮はなくてもOKです。←事務所の同僚からは、「道楽のし過ぎ」と言われています。

 ただ、子育ても住宅ローンもある若手の弁護士の時には少し配慮くださいという点はご考慮ください。

 昨日は、群馬県のある私学の校長先生と面談。

 公的な立場上、当該校にストレートに助言できない部分があるので、公的な立場と矛盾しない範囲で婉曲に御理解いただけるように助言のメッセージを送っているのですが、御理解いただけておりませんでした。

 「平成26年度運動部活動指導者サミット(東京)」の後の「情報交換会」に参加された方々との会話と昨日の面談での会話のレベルの違いにはため息がでます。

 昨日の面談では、公的な事情聴取の後に、公的な立場ではなく、一個人として助言したいということで5分ほどお話しをさせていただきました。学校側の弁護士も立ち会っておられたので、分かっていただけたと思っておりますが、これまでも、様々配慮しているのに、理解されないのは残念です。

 粛々と進めるのは簡単なのですが、できるだけ問題を大きくしないようにと配慮しています。公的な立場の委員長からは、配慮のし過ぎと怒られていますが・・・・。

 ちょっと、へばっているので、午後1番の和解期日までは、自宅で過ごすと事務所に連絡をして、ブログに投稿です。
posted by koichi | 10:25 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |