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@パークス法律事務所
2020年東京オリンピックは「オワコン」になるのか
  今年も残すところ1週間を切った。

 ブログの更新に手が回っていなかったが、土曜日早朝から仕事ということで、少し余裕感があっての投稿。

 今朝(2015年12月26日)の朝日新聞で知らない単語にであった。それは、「オワコン」。

 日本特有の和英合体語の省略表示で「終わったコンテンツ」という意味だそうだ。←不勉強で今日初めて知った。

 編集委員の稲垣康介氏の「聖火は照らす」という企画記事の中の一つ「五輪は『オワコン』か?」との見出しの記事である。

 記事の内容は、オリンピックへの警鐘。

 IOCバッハ会長の母国はドイツ。ドイツは、2022年冬季オリンピック招致でもミュンヘンが住民投票を行い、反対が上回って立候補を断念した。さらに、2024年夏季オリンピックに名乗りを上げていたドイツ北部の都市ハンブルクで招致の是非を問う住民投票が行われ、「反対」が過半数を占めて、2大会続けて辞退となった。これが、今風の言葉で言うと、ドイツでは五輪が「オワコン」になったのか。という記事である。

 ドイツだけではない。2024年夏季オリンピックに名乗りを上げていたボストンも住民の反対で撤退が決まっている。

 人ごとではない。
 2020年東京夏季オリンピックは2013年9月には招致が決定した。しかし、その後2014年11月、IOCは、オリンピック・アジエンダ2020を示し、招致・開催費用の削減、オリンピック競技大会のすべての側面での持続可能性の導入、男女平等の推進、クリーンな選手を守るための活動、スポーツと文化の融合の促進、コンプライアンスの徹底等の提起した。

 このあらたなIOCの提起に答えられる2020年東京夏季オリンピックにすることができるのか、あるいは、2020年東京夏季オリンピックも「オワコン」となってしまうのか。2016年は正念場となる。
posted by koichi | 08:15 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |