Search this site
@虎ノ門協同法律事務所
スポーツドクターのみなさんへのおたずね
 スポニチは7月5日、以下の報道をしています。

見出し⇒「水泳帽で躍動!磐田の“鉄人”桜内、緊急搬送2日後にフル出場 」

 本文⇒「(略)DF桜内は“鉄人”だった。2日の紅白戦で、MF井波と激突。横たわったまま頭部から血を流し、左手親指を脱臼して救急車で搬送された。それからわずか 2日後。「戦える気持ちがあったので監督にぶつけた」。ホチキスで傷口を止め4針縫った頭部と左手にテーピングを施し、水泳帽で固定してピッチに立った。

  すると前半11分、右サイドから決定機を演出した。「ピッチに立った以上は逃げるプレーはしたくなかった」。MF松井にボールを預けると、ペナルティーエ リア内へ侵入。右足を振り抜いた。同31分にもライナー性の惜しいクロスを送った。前半とは一転、劣勢に回った後半にはCKから同点に追いつかれたが、最後まで走り抜いた。

 今季はチーム内で唯一、全節にフル出場中。無尽のスタミナを蓄えるために、夜9〜10時の間には就寝するのが日課 だ。「上(J1)に行くためには一番大事な時期」。前半戦最後の試合をこう位置づけていた男は、出番に穴をあけなかった。下位相手に苦い結果で終わった が、個人で不屈の精神は見せた。」

 ちなみに7月2日の試合をスポニチは次のとおり報じています。

見出し⇒「磐田にアクシデント…紅白戦で3人負傷 桜内は頭部強打、救急搬送」

本文⇒「磐田イレブンに2日、アクシデントが襲った。4日のホーム熊本戦に向けて紅白戦を開始した直後だった。今季チームで唯一全試合フル出場中のDF桜内がMF井波と競り合い、頭部を強打。さらに倒れる際に左手の親指も脱臼した。

  顔面上部に血腫ができた井波は自らの足で練習場を引き揚げたが、桜内は横たわったまま動かず。その後大久保グラウンド内に救急車が入り、浜松市内の病院へ と搬送された。さらに再開後にはDF藤田が接触で歯を強打し離脱。藤田は試合出場に問題がない見込みだが、続けざまに3人が負傷し、練習場は異様な空気に 包まれた。

 病院へ同行したスタッフから連絡を受けた加藤久GM(59)によると、桜内の意識は「クリアで問題はない」状態だという。検 査結果は3日にも判明する予定だ。チームきっての運動量と身体能力の高さを誇り、右サイドバックながら5月31日徳島戦から3戦連続弾もマーク。攻守で欠 かせない主力となっていた。離脱後の紅白戦の代役はDF駒野やDF小川らが務めた。」

 脳振盪の危険性に警告を発しているラグビーやアメフトのチームドクターや医・科学委員会のメンバーの常識とは乖離した対応のように思えるのですが・・・・

 これを「美談」として見過ごすことはできないのではないでしょうか?

 Jリーグのチームドクターのみなさんの間ではどんな議論になっているのでしょうか?
posted by koichi | 08:30 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |
市民マラソンフォーラム2015
パネルディスカッションの22日前にE-mailでパネリストとして参加して欲しいと要請があり、ちょっと逡巡したのですが、6月20〜21日に、東大で開催された「市民マラソンフォーラム2015」にシンポジストとして参加してきました。



 参加し
ようかどうかまよったのですが、その際に考慮した事情。

(1) もう2か月以上週末に満足に休めていない!!←パスしたいなーー。

(2) 日本スポーツ法学会2代前の会長である森川貞夫先生の紹介←不義理がしずらいな?

(3) かねてから交流のある小出監督がパネラーを受けているのに私がでるのに断るのもなー←これも不義理がしずらい?

(4) 弘山晴美さん、松本翔さんのようなランナーの意見が聞けるのは貴重だなー←これは聞きたい!!

(5) 一発選考にできない要は、競技団体のマネージメントの在り方なんだから、川口さんのようなテレビコンテンツの制作現場の意見を聞けるのは貴重だなー←これは聞きたい!!

 主催者のお一人のお考えは、一発選考は無理だという前提で、複数大会での相対評価指標を確立するということが重要だとの内容でした。

 私の意見はちょっと異なりました。現状が満足できる者でない点は共通。しかし、一発選考は難しくないし、一発選考にすべきだというのが第1提案、主催者の提案は私の第2提案というところです。

 代表選考にあたって考えるべき要素は次のとおりです

第1 個人競技もチーム競技にも共通な要素

1 選考基準の明確化・透明性
 (1) 選考基準の事前の公開
 (2) 基準の明確化 : 直近の大会を重視するのか次のオリンピックを見据えるのか

2 公正なジャッジ←ハンドボールの「中東の笛」は許さない

第2 個人競技に固有な要素

1 本番と可能な限り同じ条件での選考(一発選考が原則)

2 複数の選手選考大会を総合的に考慮せざるをえないならば、本番と可能な限り同じ条件下とした場合のタイムの換算化方法を事前に明示して、これを前提として、アスリートにどの大会を選択するかを選択させる方法

第3 チーム競技

 多層的な選考での公正さの確保⇒(例)‖緝輯篤、強化委員会、M事会

 マーケッティングの件で言えば、代表選考と全く関係ない、しかも全国区でさえない(単なる関東の大学だけ)で競っている箱根駅伝があれだけ視聴率を取れます。

 一部は代表選考と関係ある東京マラソンですが、視聴率の点から、代表選考の大会の一つであることがどれだけ視聴率に影響を与えているのでしょうか。

 要は、競技団体のマーケッティング能力の問題なのです。

 日本陸上競技連盟は、自らのマーケッティグ能力をさらに磨いて一発選考の方向に切り替えれば良いのです。

 もう何年も前から批判されているにもかかわらず、現状を変更しようとせずに、アスリートに様々な負担をかけているというのが日本陸上競技連盟の現在の対応ではないですか?というのが私の意見です。

 率直な言葉で語る私なので、文部科学省も競技団体も「望月はケンカを売っているのか」と思いたくなる気持もわかりますが、ここは懐の広い対応で、「スポーツを本来あるべき姿にするためには、『慣性の法則』だけではなく、自ら変革していく姿勢が必要だと(望月は)言っている」と気持ちよく(無理かな?)受け止めてもらえればうれしいです。公正公平な選手選考を行おうという目標地点は共通だと信じていますので・・・(^0^)
posted by koichi | 14:38 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |
体罰根絶への道-文部科学省体罰実態調査が示すもの
季刊教育法185号(2015年6月25日発売)が刊行された。これには、私の「体罰根絶への道-文部科学省体罰実態調査が示すもの」とのタイトルで、文部科学省が2013年8月9日に公表した「2012年体罰の実態把握について(第2次報告)」を分析した報告が掲載されている146-157頁)。


 分析の結論は、

(1)体罰発生率が、国公私立の間でも、また、都道府県の間での差異がある。都道府県の間の差異は、児童生徒数比率で比較すると30倍にも及ぶこと。


(2)同一都道府県の中でも、小学校、中学校、高校の間で差異があること。小学校、中学校、高校のいずれかあるいは複数で体罰率が低い、あるいは高い、などの結果が見られること。←これらがどのような要因であるのかのさらなる研究が望まれる。


(3)中学校・高校の体罰数が多い要因一つには運動部活動の場面での体罰が多いこと。


をそれぞれ指摘出来た。

 今後の課題としていくつか上げたが、最後に指摘したのは、教員養成大学の課題である。

「体罰を行った教員は特定の大学に多いという声が聞かれるが、この点は基礎資料が十分でない。そこで、文部科学省は、体罰を行った教員の出身大学について追加調査を行い、その調査結果を教員養成大学へ提供し、教員養成大学自身が、体罰に頼らない指導ができる教員養成の在り方を検討することが必要である。」

 教員養成大学−とりわけ体育系教員養成大学自身による検討が必要なのではないだろうか。

 都道府県教育委員会、市町村教育委員会、各学校の管理者の方々は、この報告から自県、自市、自校に何が必要かも考えて欲しい。
posted by koichi | 13:12 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |
プールでの事故予防と紛争を深刻化させないための対策
 京都新聞は、2015年6月10日、京都市教育委員会が、全市立小学校166校のプールに録画用カメラを設置したことを報じた。

 京都市立小学校で2012年7月に1年の女児がプールで死亡した事故の第三者委員会が、事故が発生した場合に備えて、事実関係を明らかにするために、カメラの設置・録画を求めていたことを受けての対応。予算は1200万円。

 京都市の運用方法は次のとおりである。

(1) 通常の体育の授業では作動させず、事故時のような夏休みの水泳指導日に録画する。

(2) 夏休み中にある地域への開放日も協力を呼び掛けて録画する。

(3) 事故がなければ映像はその日のうちに消去する。

 交通事故における事故原因をめぐる紛争を回避する目的で自動車にドライブレコーダーを設置する例が増加しているが、基本的に同じ発想である。事故が生じた「後」に事実関係を確定するためには有効だろう。

 しかし、通常の体育の授業でも溺水の可能性はあるし、授業外で市や府の大会に出場するためにスタートの練習もする場合の事故の態様の解明は必要ないと考えているのか。

 京都市はどのような理由から(1)の運用に限定したのかは報道からは不明であり、結論としては賛同できない。さらに学校での事故はプールだけでは無い。校舎内、体育館、グランドなどはどのような検討がされたのであろうか?

 市議会では、「録画されることは、子どもや教員の負担になるのではないか」との指摘があったことも報道されている。

 撮影されていることについては、利用者やその保護者に事前に告知すること、(3)の運用に加えて消去するまでの録画データの管理方法(映像を見ることができる人を限定する、録画データの不正利用などの予防)が十分であれば、この点は問題ないであろう。

 事故が生じた後に紛争を深刻化させないことも重要である。しかし、この点は、優先順位から言えば3番目の課題であり、第1に事故の発生を予防する、第2に事故が発生しても死亡や後遺障害を残さないように対策するという点が考慮されなければならない。

 新聞報道だけでは、第1の点や第2の点にどのような措置が講じられたのか不明だが、これらの点が置き去りにされていないか心配してしまう。

 プール事故は、判例上では9割が溺れる事故か飛び込み事故である。

 文部科学省と国土交通省は2007年3月、「プールの安全標準指針」を公表した。そこでは、「監視員及び救護員」の項で次のとおり述べられている。

・ 遊泳目的で利用するプールにおいては、監視員及び救護員の配置は、施設の規模、曜日や時間帯によって変わる利用者数等に応じて適切に決定することが必要である。また、監視員の集中力を持続させるために休憩時間の確保についても考慮することが望ましい。

・ 監視設備(監視台)は、施設の規模、プール槽の形状等により必要に応じて、プール全体が容易に見渡せる位置に相当数を設けることが望ましい。

・ 飛び込み事故、溺水事故、排(環)水口における吸い込み事故、プールサイドでの転倒事故等、プール内での事故を防止するため、各施設の設置目的や利用実態等に応じて禁止事項を定め、利用者に対し周知を行うとともに、監視員等は違反者に対し適切な指導を行うことが必要である。


 小学校でよく見られる、長水路が25m、5〜6コース(幅12〜15m)、水深1.0〜1.2mのプールを夏休み中に一般開放して小学生が30〜50人程度が利用する場合を前提として、みなさんはプール管理者から次の質問があったらどのように答えますか?

(1) 「監視員及び救護員」は何人必要?

(2) 「監視員の集中力を持続させる」ために、連続する監視時間は?休憩時間は?監視員一人の一日の総監視時間は?

(3) このプールでは「監視台」は必要?必要とするならばどこに何台の監視台を設置する?監視台の高さは?

(4) このプールでは飛び込みを禁止すべき?全面的には飛び込みを許さないとしても、競泳のスタートの練習もしたいという希望に応えるために、部分的に許可するならば、どのような条件が必要?

 これらの質問に対して、エビデンス(根拠)を示して回答できる人がどれだけいるだろうか?

 「安全に注意しよう」では事故は予防できない。事故予防のための行為規範は具体的でなければ意味がない。

 溺れるだけではすぐに死亡はしない。溺れても早期に発見して、救命措置を講じることで死亡や重大な結果を回避できる。日本水泳連盟は、「ジャスト4ミニッツ」という。溺れてから4分以内に発見して救命措置を講じることで、溺れても多くは救命可能である。

 溺れる人を早期に発見するためには何が必要かについて、国が大学などの研究機関に委託して具体的なガイドラインを作成することが必要である。

 魚釣りをする人ならば経験上知っていることだが、水面では光の反射があるので、水面とできるだけ大きな角度(プールで言えば監視台などの高い場所から)で、反射を押さえる偏光グラスを使用しなければ水中の状態は見えにくい。

 このような点で、開放プールの監視に必要なグッズも検討が必要である。京都市では、監視カメラに偏光グラスを加えるという検討もされたのであろうか?

 1960年代前半までに設置されたプールの多くがA〜Cの構造である(文部省「水泳プール建設と管理の手引」59頁、第38図、1966年)。スタート台からの飛び込み事故を防止する点ではAないしCの構造の方が優れているのに、なぜ、文部省は、「手引き」でDの構造を推奨したのだろうか。現在ではほとんどのプールがDの構造となっている。

 
 答は、「経済性が優先されている」というのが理由。

 「手引き」の入手はほぼ不可能である。日本水泳連盟編「水泳コーチ教本(第3版),2014年」464頁に「手引き」が引用されているので、興味のある人はこちらに。

 今年も、プールシーズン。犠牲者がでないことを願っている。
posted by koichi | 14:07 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |
法曹関係のマナーとスポーツ関係のマナー
 私は、会議に参加する時には、遅刻するのは厳禁にしても、あまり早く出席をするのも関係者に迷惑だろうと思って、開会時刻から概ねその前10分間の時間帯に到着するようにしています。

 ところが、この時間感覚は、会議によって大部差異があります。

 法曹関係の会議は、参加者の到着ターゲット時刻が開会時刻という感じです。開会時刻から狭い時間帯で前後に(若干遅刻あり)参加する人が多いのです。

 ところがスポーツ関係の会議では、10分前集合が原則のようで、私は遅刻にはならないものの、だいたい最終参加者になり、私が到着すると、参加予定者がそろったということで、開始時刻を繰り上げて会議が開始します。

 それぞれの業界の文化の差です。異文化の世界を行き来する者としては、「郷に入ったら郷に従え」の格言にしたがって対応していますが、スポーツ関係の会議ではやや肩身が狭い感じです。

 スポーツ少年団の委員総会(全国の代表者が集まった会議)が、3月7日(土)に開催されました。私も参加対象者です。私は、会場には5分前には到着しましたが、私が最終到着者でした(^0^)。

 もう一つ、スポーツ少年団の委員総会の話題。事務局前列(後列には女性も何人かいます)と委員席(常任委員を除きます。常任委員には2名の女性が有識者枠で入っています)に座っている人は50人強ですが、1人を除いて男性です。

 2年前には、委員には女性が一人もいなかったので、私は日本スポーツ少年団事務局に対して、男女共同参画の観点から、是正を助言していました。今年は委員の改選年ですので、どう改善されるのか楽しみです。

 さらにもう一つ、私もアラカンですが、どうみても私と同年代かもっと上の年代の人が委員なんですね。これも、ちょっと違和感ですが・・・。

 いろいろ改善しなければいけないような気がしています。
posted by koichi | 16:47 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |
平成26年度運動部活動指導者サミット(東京)
 一昨日(2月4日)に、「平成26年度運動部活動指導者サミット(東京)」が開催されました。全国から教育委員会関係者、学校関係者が集まりました。

 私は、基調講演を担当。テーマは、「優れた選手・チームを育てるためには指導者に何が求められているのか〜暴力に頼らない指導」。

 このテーマでは、これまでも、各地、各競技団体で数多くお話しをさせていただいております。

 いつも、参加者の方々とは、一期一会の気持で、「勝負」しています。

 「問題の事例」も、「優れた事例」も匿名化せずに紹介しています。「問題の事例」として紹介された当該自治体から参加された関係者は渋い顔をされておりました。

 この点で、文部科学省から匿名化しないという点でお咎めがあるかと思い、次はないと覚悟をした上であえて臨みました。匿名化しないほうが刺激になり、効果があると思っておりますので、あえて「勝負」しています。とりあえず、文部科学省からは、お咎めなしで、スルーして頂いております。

 「暴力に頼らずスポーツにおける真の勝利をめざす」という目的に向かって共に歩むという点で、参加者の方々の「心に火をつけられれば」成功なのですが、これがうまくいくか否か、毎回参加者の方々と「勝負」です。

 しかし、何回やっても涙腺が緩んでしまう場面があり、困っています。

 竹田高校(大分)でお兄さんを亡くされた弟さんの朝日新聞への投稿記事を紹介したスライド。目の前でお兄さんが亡くなるのを止められなかったという弟さんの心の傷を思いやると本当に心が痛みます。つい涙腺が緩みます。

 ヨーコ・ゼッターランドさんが、2013年4月25日の日本体育協会等5団体の暴力根絶宣言採択のシンポジウムで、かつての指導者による暴力を語ろうとして、そのことを思い出した時に、思わず言葉につまり、演壇の前で60秒近く言葉が出ずに涙を流した場面の紹介。これも涙腺が緩んでしまいます。

 何度やっても、なかなか克服できません。

 「平成26年度運動部活動指導者サミット(東京)」の公式会議の後は、オリンピック記念青少年総合センター「さくら」(施設の中では一番グレードが高いレストランではありますが、所詮、オリンピック記念青少年総合センターの中の施設です(^0^))で、ノンアルコールの「情報交換会」でした。

 アルコール可の方が、参加者の本音は、聞けるのですが・・・・。

 文部科学省の、「情報交換会」に参加した人が地元に戻って、良い気持ちで空港から車で・・・というような事態は、避けなければならないという事情も理解できます。

 ウーロン茶2杯(これがビールだともう少しいけるのですが、ウーロン茶ではこれが限界です)で、2時間各地の方々とお話しをさせていただきました。1時間半の講演の後の2時間の立食でしたので、最後は足がつりそうでした(普段の運動不足を痛感!)

 各地の方々と名刺交換をしました。名刺交換は想定していましたので、多めには名刺を用意していたのですが、途中で切れてしまい、御迷惑をかけました。

 各地の教育委員会から、私に話をして欲しいというリクエストには、日程さえあえば全面的に応じますと答えています。費用の心配をする自治体もありますが、自治体基準で結構ですとお答えしています。

 文部科学省や自治体の報酬基準は、弁護士にとっては、到底採算が合わないのですが、もう子どもも成人となっている私は、霞を食べているようなものですから、採算の点からの配慮はなくてもOKです。←事務所の同僚からは、「道楽のし過ぎ」と言われています。

 ただ、子育ても住宅ローンもある若手の弁護士の時には少し配慮くださいという点はご考慮ください。

 昨日は、群馬県のある私学の校長先生と面談。

 公的な立場上、当該校にストレートに助言できない部分があるので、公的な立場と矛盾しない範囲で婉曲に御理解いただけるように助言のメッセージを送っているのですが、御理解いただけておりませんでした。

 「平成26年度運動部活動指導者サミット(東京)」の後の「情報交換会」に参加された方々との会話と昨日の面談での会話のレベルの違いにはため息がでます。

 昨日の面談では、公的な事情聴取の後に、公的な立場ではなく、一個人として助言したいということで5分ほどお話しをさせていただきました。学校側の弁護士も立ち会っておられたので、分かっていただけたと思っておりますが、これまでも、様々配慮しているのに、理解されないのは残念です。

 粛々と進めるのは簡単なのですが、できるだけ問題を大きくしないようにと配慮しています。公的な立場の委員長からは、配慮のし過ぎと怒られていますが・・・・。

 ちょっと、へばっているので、午後1番の和解期日までは、自宅で過ごすと事務所に連絡をして、ブログに投稿です。
posted by koichi | 10:25 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |
悲しい話
 斉藤仁(国士舘大学教授・柔道)さんの訃報に接しました。

 懇意にしている国士舘大学の教授からメディア報道の前に訃報を知らせていただき、驚きました。

 私は、国士舘大学が行った、昨年3月の「スポーツにおける真の勝利とは」(暴力根絶のためのシンポジウムで、斉藤仁さん、ヨーコゼッターランドさん、山本昌邦さんがシンポジスト、私は基調講演とシンポジスト兼任)でシンポジストの一人として一緒しましたし、全日本柔道連盟の強化留保金の第三者委員会の委員としてもお話しをさせていただきました。

 これまでも、これからも日本の柔道界を担って頂ける方だと思っておりました。

 昨年のシンポジウムの際には、体調を崩して直前に入院していたというお話しをされていましたが、糖尿病の関係だと思い込んで聞いていたので、今回の訃報は本当におどろきです。

 日本のスポーツ界の貴重な人材を失ったことが残念です。

 ご冥福をお祈りします。
posted by koichi | 12:21 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |
2014年度野球指導者講習会/BASEBALL COACHING CLINIC
 先週の3連休はバスケットボール

 昨日はベースボール

 いつ、普通の仕事ができるだろうというため息と同時に、新たにもらった力があります。

 野球は、柳川問題という不幸な歴史があり、プロ側とアマ側とが断絶した歴史がありました。

 競技団体としては、実に不幸な話で、数年前から修復をしようという動きがありましたが、当事者だけでは、なかなかうまくいかず、接着剤の役割を果たすメンバーが入ってようやくここまでたどり着けました。私は、アマ側の接着剤です。プロ側の接着剤の弁護士との共働作業です。

 昨日は、この統合した事業の一つとして「2014年度野球指導者講習会/BASEBALL COACHING CLINIC」が幕張メッセで開催され、私も講師の一人として参加しました。

 400人の定員でしたが、私が昨年12月初旬に弁護士仲間にアナウンスした際には、すでに参加者定数オーバーで、受付終了となっていました。

 全国で、熱心な指導者が多いことに勇気づけられました。

 私自身の担当は、「安全を確保しながら暴力に頼らず優れた選手・チームをつくる」というテーマです。与えられた講義時間は、1時間半でしたが、何を勘違いしたのか2時間枠のPowerPointを使ったので、途中で「(?_?)」。どう考えても後半が時間内に収まらないというので慌てました。幸い、次の講師が遅延のため、もう10分もらって、なんとか治めました。

 昨日の最終講義は、「戦術・戦法」の講義で杉浦正則さんと宮本慎也さんがお話しをされました。私も一受講者として興味深くお話しをうかがいました。さすがに、アマとプロのトップの方のお話しは、「そうか!!」と感動しながらうかがいました。

 懇親会には、杉浦さん宮本さんに加えて、本日の実技を担当する屋敷要さん、駒田徳広さん、仁志敏久さんも参加するということで、私も混ぜてもらいました。

 仁志さんのU12監督の話は、優れた指導者の在り方として、私のPowerPointでも使わせていただいておりましたので、その経過もお話しし感謝しました。駒田さんも屋敷さんもすばらしい指導者ですね。感動しました。


 受講生が、フライングで、懇親会の席上で元プロ選手に方々に助言を求めていましたが、その受け答えがすばらしい!!屋敷さんも駒田さんも立ち上がって、動作を示してレクチャーしていました。野球の素人である私が聞いていても、こう言われれば、伸びるだろうなと思っておりました。

 プロ側の優れた力をアマ側に伝えないのはもったいないという気持です。

 過去の不幸な出来事は早く解決して、野球の世界を一体化したいと強く思いました。
posted by koichi | 09:57 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |
日本スポーツ法学会大会
 昨日は、日本スポーツ法学会大会で一日早稲田大学。年内の大きなイベントの締めくくりです。昨年の大会から会長職の私ですので、午前8時半には会場に。

 朝から体格がいいイケメンが事務局を手伝ってくれていました。

 挨拶はしました。どこかで会った記憶があるのですが、「誰だっけ?」と思い出せずにいたのですが(最近この手の話は山ほどありますので・・)、直接尋ねるのも失礼かと思い、大会の間に、記憶をたどっていたのですが・・・・。

 大会の終わり頃に、早稲田大学教授棚村正行先生(当学会理事)から「次男です」と紹介されて、ようやく「水球元日本代表の棚村英行(ヒデさん)さん」と思い出しました。

 実は、私は直接お会いするのは初めてなのですが、2013年、水球日本代表選考についての日本スポーツ仲裁機構の仲裁事件を担当した際に、日本水泳連盟から、歴代の選手選考をレクチャーしてもらった時に、棚村兄弟(共に日本元代表選手)については顔写真も見せてもらい、説明を受けていたので、「どこかで会った」という記憶だったのですね。

 ちなみに、この事件の仲裁人は竹之下弁護士、申立人(代表に選出されなかった選手)代理人は白井弁護士・高松弁護士、相手方(日本水泳連盟)代理人が、藤井弁護士(和歌山、日本水泳連盟評議員)・大橋弁護士・松本弁護士と私。全員昨日の日本スポーツ法学会大会に参加していました。(^0^)

 山崎弁護士に言わせると、「リーグ戦をしているの」⇒座る席は異なるも同じようなメンバーで審理しているとの趣旨の話。いわれればなるほど・・・。これまでの仲裁判断の代理人と仲裁人を見て頂ければ分かります。

 ヒデさん、日本水球界指導者の次世代を担う一人として期待しています。

 クルム伊達公子さんが、競技会場外の日本アンチ・ドーピング機構(JADA)のドーピング検査に怒っています。⇒詳細は伊達さんのブログを。

 トップアスリートは、競技会場での検査だけでなく、抜き打ち検査の対象でもあります。JADAのアダムスという居所情報登録システムがあり、1日60分間の検査受け入れ時間を登録しておかなければなりません。登録した時間帯と場所で必ずドーピング検査を受けられる用意をしておかなければなりません。これは、アスリートの行動をかなり制約することになり、アスリートからは評判の悪い制度です。
 
 私の知り合いのアスリートも、先日アダムスに登録された場所・時間帯を失念していて、練習にいってしまったので、不在で検査ができなかったために、一度目のダメだしを受けています。これが3回続くとドーピング違反とされてしまいます。

 そこで、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は、<3回の不在⇒ドーピング違反>とならないように、あえて登録時間帯を外して検査することもあります。

 今回の伊達さんの検査が登録時間帯か否かは不明です。

 アダムスに登録された時間帯だとするとやむを得ないことになります(伊達さんの気持ちは分かりますが、その時間帯は自身で登録したのでは?)。しかし、登録時間帯でないとすると、伊達さんの怒りも十分理解できます、ということになります。

 JADAが、少ないメンバーでがんばっていることも、ドーピング検査が必要なことも十分理解していますが、アスリートに理解を得られる配慮ももう少し必要では・・・というのが、私の気持ちです。⇒市民レーサー(自転車)の日本スポーツ仲裁機構の仲裁事件。

 日本スポーツ法学会の会員も年々増加し、今年の大会は363人と昨年から30人ほど増加。大会会場も人口密度が明らかに増加しています。アスリートとスポーツ団体のために貢献できることを目指しています。

 数週間ぶりに1日完全にオフにしている今日でした。
posted by koichi | 14:22 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |
スポーツ関係3話題
 情報提供です
いずれも私も関係しています

(1) 日本スポーツ法支援・研究センターが日本体育協会からの「スポーツにおける暴力行為等相談窓口」業務受託を11月13日から開始しました。

 詳細は、日本体育協会のホームページ日本スポーツ法支援・研究センターのホームページを参照ください


(2) 非営利活動法人スポーツセーフティージャパンが2014年11月29日に東京で「第1回スポーツセーフティーシンポジウム-日本のスポーツ安全基準を考える-
」を開催します。

 私も報告者の一人で、「どうしてスポーツ事故は繰り返されるのか 裁判例からスポーツ事故予防を考える」とのテーマで、労災事故と比較するとスポーツ事故は同じ態様の事故が繰り返し生じている点に特徴がある。裁判例を中心に、どうしてスポーツ事故が繰り返されるのかを分析し、今後のスポーツ事故予防対策のありかたを提言します


 詳細のお問い合わせとお申し込みは非営利活動法人スポーツセーフティージャパンのホームページに掲載されているメール宛てに

(3) 日本スポーツ仲裁機構がスポーツ仲裁のグッドガバナンスのシンポジウムを12月8日に開催し
ます。

 お申し込みは、日本スポーツ仲裁機構のホー
ムページを御覧ください。

 私も報告者の一人で、グッドガバナンスを実行している競技団体の一つとして日本学生野球協会の活動を紹介します。ここに本文を記入してください。ここに本文を記入してください。
posted by koichi | 13:06 | スポーツ | comments(0) | trackbacks(0) |